角川武蔵野ミュージアムの建物と点描作品が重なるWebAR実画面

WebARの依頼先を選ぶときは、完成画面だけでなく、企画・素材制作・現地確認・公開後の対応まで比較する必要があります。ツールを自社で使う方法と、制作会社へ委託する方法では、社内に残る作業も変わります。

この記事では、各社の公式情報で確認できる提供範囲と、相談時に確かめたい条件を整理します。TOBIDASEが運営する記事で、自社サービスも掲載しています。掲載順は性能や成果の順位ではありません。公式情報の確認日は2026年9月16日です。

結論を3行で

  • まず、アプリ不要が必須か、社内で設定・更新するか、現地対応まで委託するかを決めます。
  • 比較するのは、実際の動作方式、制作・運用の担当範囲、公開期間をそろえた総額です。
  • TOBIDASEの開始価格はWebAR40万円〜、ARスタンプラリー60万円〜(いずれも税別)です。他社は公式のプラン・機能と個別見積もりを確認してください。

WebARを選ぶ条件と、先に決めておくこと

イベントや観光の一回限りの参加では、専用アプリを入れる手順を減らせることがWebARの利点です。一方で、通信環境やカメラの権限、端末ごとの検証は必要です。

Web ARの定義と特徴

WebARは、対応するブラウザでARを体験する方式です。QRコードやURLから体験ページへ進みます。アプリ型のARやSNSアプリ内のエフェクトとは、使う環境が異なります。WebARの仕組み・活用方法も確認できます。

制作会社へ伝えたい3つの条件

  • 参加方法:アプリを入れずに開始できるか。カメラ・位置情報の許可を含め、入口から試します。
  • 社内の作業:素材準備、ツール設定、告知、現地案内を誰が担当するかを決めます。
  • 公開条件:会期後も残すか、更新するか、ログや問い合わせを誰が確認するかを決めます。

費用比較は「含まれる作業」と「公開期間」をそろえる

TOBIDASEの開始価格はWebAR40万円〜、ARスタンプラリー60万円〜(いずれも税別)です。制作会社の一式見積もりと、ツールだけの利用料金は同じ条件ではありません。

  • 初期制作:企画、AR素材、画面、開発、QR案内、端末での検証。
  • 会場の準備:現地下見、掲示物、設置、景品、当日の案内。
  • 公開後:配信期間、内容の更新、保守、計測・分析。

WebARの現行料金・制作範囲 / ARスタンプラリーの現行料金・制作範囲 / 見積もりで確認する費目

制作会社を比べる3つのチェックポイント

  1. 実物で動作方式を確認:似た会場の実機映像・利用端末・起動方法を見ます。SNSやアプリの実績を、ブラウザの実績と混同しないでください。
  2. 依頼範囲をそろえる:素材制作、現地下見、掲示物、運用などを同じ条件で見積もります。自社担当も一覧にします。
  3. 開催中・終了後を確認:障害時の窓口、修正対応、公開終了後のデータ・再開催・更新費を確認します。成果を測る場合は項目と取得方法も事前に決めます。

【2026年最新】Web AR制作会社おすすめ7選

WebAR制作会社、ツールの運営会社、アプリや施設向けXRも扱う会社が含まれます。下表の「検討する目的」は、公開された提供範囲から整理した選び方です。ブラウザ完結の対応可否や委託できる作業は、各社へ条件を伝えて確認してください。

相談先公式情報で確認できる提供範囲費用の確認検討する目的見積もり前の確認
TOBIDASEWebAR・ARスタンプラリーの企画、制作、公開支援WebAR40万円〜/ARスタンプラリー60万円〜(税別)現地での体験と、QR案内までまとめて相談したい素材制作・現地対応・景品・分析をどこまで含めるか
palanノーコードのSTYLY WebAR(旧palanAR)公式料金と必要なオプションを確認自社でARを作成・更新する方法も比較したい自社作業と制作代行、公開条件、必要な追加機能
クラウドサーカスWebAR作成ツールLESSAR、体験ログの確認公式プランと対応機能を確認紙の案内物やポスターからARへつなげたいマーカー・GPS制御・スタンプ・ログの対応範囲
OnePlanetWebARツールPlanetar、AR企画・開発支援ツール利用と受託制作を分けて確認ツールで実現する範囲と独自開発を相談したいWebARと専用デバイス向け体験の違い、現地検証
GraffityARアプリや空間エンタメの企画・開発・運用目的・利用端末・開発範囲を伝えて確認継続利用するARゲームや新規サービスを検討したいブラウザ完結を必須にする場合の対応可否
デザイニウムWebARの企画・開発、テンプレートと個別制作公式の開発プラン・個別条件を確認場所や展示に合わせた演出・操作を検討したいテンプレートの変更範囲と、現在の配信・保守条件
STYLY施設・都市のXR体験、複数の制作・配信製品利用製品と制作・運用範囲を確認施設全体の体験や継続的なXR展開を検討したいSTYLY WebARとMobile Appなど、体験方法の違い

1. TOBIDASE

会場で何を体験してもらうかを整理し、WebARやARスタンプラリーの制作範囲を決める相談先です。下田港内めぐりの公開実績では、企画・3Dモデル・WebAR開発・船上検証・案内物制作の担当範囲を確認できます。

音楽イベントでは、V.W.P「神椿幕張戦線」のロケーションARを制作しました。ソニー・ミュージックレーベルズなど音楽分野のSNSエフェクトも公開実績として紹介しています。SNSエフェクトとブラウザで動くWebARは、利用環境を分けてご確認ください。

TOBIDASEの開始価格はWebAR40万円〜、ARスタンプラリー60万円〜(いずれも税別)です。現地対応、素材制作、景品・応募運用、分析などは、必要な内容を確認してお見積もりします。

WebARの制作範囲 / ARスタンプラリーの制作範囲 / 下田の制作記録・実機映像 / 音楽イベントの制作記録

角川武蔵野ミュージアムの建物と点描作品が重なるWebAR実画面
BANANA YAMAMOTOの点描アートWebAR。実際の場所で動く映像や制作範囲も比較の材料になります。 制作事例を見る

TOBIDASEの制作範囲を、実物で確認する

下田港内めぐりでは、WebARの開発・現地検証に加え、体験の入口となる船内案内物まで制作しました。

下田港の風景に黒船が重なる実際のWebAR画面
WebARの実機画面3Dモデルと現地の風景を重ね、場所に合わせて大きさや見える位置を調整しました。
下田港の黒船ARを案内する、実際に制作した船内QR案内物
実際に制作した船内案内物WebARの内容だけでなく、QRコードから体験を始める案内も制作しました。

2. palan|STYLY WebARの運営

palanARは2026年5月19日に「STYLY WebAR」へ名称変更しました。公式告知では、サービスの運営会社はpalanのままで、既存コンテンツ・QRコード・契約内容を引き継ぐと案内されています。

ノーコードで制作する方法を検討する場合は、必要なAR機能、作成数、公開条件、支給素材と社内で行う作業を確認します。ツール料金と、企画・素材制作・運用支援を含む委託費は分けて比較してください。

公式:名称変更と運営体制 / STYLY WebAR / 公式料金

3. クラウドサーカス|LESSAR

LESSARはブラウザで体験できるAR作成サービスです。公式サイトでマーカー型・平面認識などの方式、ARスタンプラリー、日時・GPS制御、体験ログの機能を確認できます。

パンフレットやポスターを入口にする場合は、掲示物の大きさ、屋外での見え方、公開期間、取得できるログを具体的に相談します。制作・設定・現地案内を社内で行う範囲と、依頼する範囲も決めてください。

公式:LESSARの機能 / 活用方法 / 公式プラン

4. OnePlanet|Planetar・AR制作支援

公式サイトでは、アプリ不要のWebARをノーコードで制作する「Planetar」と、ARコンサルティング・制作スタジオを案内しています。WebAR以外のデバイス向け制作も扱うため、今回の参加者が使う端末と、アプリ不要という条件を最初に伝えます。

既存ツールの機能で足りるか、独自の演出やデータ連携が必要かを分けて相談するのが判断の起点です。過去の採用エンジン名だけで選ばず、今回使う配信基盤と公開後の対応を確認してください。

公式:Planetar・AR制作支援・実績

5. Graffity|ARアプリ・エンタメ開発も比較する場合

公開実績にはARアプリ「LOST ANIMAL PLANET」があり、公式にはARサービスの企画・開発・運用改善を案内しています。ARアプリ開発エンジンの紹介ではマルチプレイなどの機能も確認できます。

これらの実績が、そのままアプリ不要のWebARで実現できることを示すわけではありません。ゲーム性や継続利用を重視する場合の比較候補とし、WebARが必須なら対応方式・端末・配布方法を個別に確認してください。

公式:ARアプリの制作事例 / 公式:ARアプリ開発エンジン

6. デザイニウム|WebARの企画・独自表現

公式WebARページでは、テンプレートとオーダーメイドの開発、場所認識やインタラクティブな表現、制作事例を紹介しています。絵コンテやプロトタイプを使う制作工程も確認できます。

既存テンプレートで実現する部分と、会場・キャラクター・操作に合わせて作る部分を分けて相談します。過去の事例で使用した技術と、今回の公開期間を支える技術・保守条件は別に確認してください。

公式:WebAR開発・事例・制作工程

7. STYLY|施設・都市のXR体験まで含めて比較する場合

公式サイトでは施設・都市向けXRの企画・制作・運用と、STYLY WebAR、Mobile App、Studio/Galleryなどの製品を案内しています。ブラウザで体験するものと、専用アプリで体験するものを分けて確認します。

STYLY WebARは上記palanの項と同じサービスです。独立した別ツールとして二重に比較せず、ここでは施設全体の企画や複数製品を含む相談先として整理しています。利用する製品、現地機材、更新・運用の担当範囲を明確にしてください。

公式:提供サービス・製品 / 公式:STYLY WebARのブランド統合

2026年に確認したい公開・運用の条件

過去の制作実績だけでなく、今回の会期と公開後の利用期間を支えられるかを確認します。8th Wallの旧ホステッドサービスは終了に向けた移行期間に入っており、公式告知ではホスティングは2027年2月28日までとされています。

  • 今回採用する配信基盤と、希望公開期間を維持できる条件。
  • 内容を更新する担当者、追加費用、端末・ブラウザ変更時の対応。
  • 他環境へ移す必要がある場合の、データと素材の引き継ぎ方法。

8th Wall公式:旧サービスの終了予定 / 公式:コード書き出しによる継続方法

制作前の相談例

実際に寄せられた複数の相談をもとに、個別の会社・場所・条件を伏せて整理した相談例です。制作前の検討を紹介しています。

企画が未確定でも、複数案の概算を比べたい

ARを取り入れたいものの、体験内容も制作範囲もまだ決まっていない。機能を絞った案と、演出を充実させた案の費用を比べたいという相談です。

制作前に整理すること:誰に何を体験してほしいか、必須にしたい要素、後から追加できる要素を整理します。ARの内容と数、素材の新規制作、案内物、公開期間、現地対応を分ければ、どこを変えると費用が動くかを比較できます。

最初に共有したい情報:実施場所の写真・地図、希望時期、使用できる素材、予算の目安を分かる範囲でお知らせください。企画書や素材が揃っていなくても相談できます。

サービスページで、相談できる内容と制作範囲を見る

よくある質問

Q. 実施が決まっていない段階でも、概算や複数案を相談できますか?

A. はい。目的、実施場所、希望時期、分かる範囲の予算があれば相談できます。まず小さく始める構成と、演出・機能を追加する構成を整理し、素材制作や現地対応など、費用が変わる項目を確認します。未定の項目はそのままで構いません。

Q. Web AR制作会社を選ぶときに最も重視すべきポイントは?

A. 目的に近い実物が確認できること、見積もりに含まれる担当範囲が明確なこと、開催中と公開後の対応条件が決まることです。実績の件数だけでなく、今回と同じ端末・会場条件で動作するかを確認してください。

Q. Web AR制作の費用相場はどれくらいですか?

A. TOBIDASEの開始価格はWebAR40万円〜、ARスタンプラリー60万円〜(いずれも税別)です。他社へ依頼する場合も、素材、機能、現地対応、公開期間を同じ条件で伝え、ツール利用料と制作・運用費を分けて比較してください。

Q. Web ARとアプリ型ARはどちらを選ぶべきですか?

A. アプリのインストールを求めず、一回のイベントやQR案内から始めたい場合はWebARを検討します。継続利用するゲームや端末機能を深く使う場合はアプリ型も候補です。オフライン対応などは、方式名だけで判断せず個別に確認してください。

Q. 制作を依頼してから公開までどれくらいの期間がかかりますか?

A. TOBIDASEのWebAR・ARスタンプラリーは約1〜2ヶ月が目安です。素材制作、確認の回数、現地検証、掲示物や景品の準備で変わります。希望公開日だけでなく、会場確認と修正の時間を含めて相談してください。

Q. 小規模な予算でもWeb ARは導入できますか?

A. TOBIDASEの制作開始価格は、WebARが40万円〜、ARスタンプラリーが60万円〜(いずれも税別)です。目的に必要な体験を絞り、使える素材と依頼する範囲を整理します。予算が決まっている場合は、実施場所・希望時期とあわせてご相談ください。

まとめ:同じ条件で、制作範囲と公開後まで比べる

候補を選ぶ前に、実施目的、会場、希望時期、公開期間、使える素材を一枚にまとめましょう。未定の項目は未定と伝え、同じ条件で制作範囲・自社担当・総額を比較します。

TOBIDASEでは、下田港内めぐりなどの公開制作記録を参考に、会場に合う体験と必要な準備を整理します。この企画でできること・概算を相談する

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企画が固まっていない段階でも大丈夫です。目的と会場の条件をうかがって、実現できる形と費用の目安を先にお出しします。

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